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2020/11/01 03:24
ハネアント神戸が生まれた背景
ハネは神戸育ちです。
神戸は「履き倒れ」と昔から言われているくらいで靴の工場が多いところです。
ちなみに大阪はご存じ「食い倒れ」。
百貨店に行くと靴の種類が本当に多かったし靴の路面店もたくさんありました。。
革の文化があるからでしょう、オリジナルの革のバッグ屋さんも多かったのです。
そんな環境もあって、バッグと靴については自分なりのこだわりがありました。
ハンドメイド当初に製作した オリジナルバッグ「シップトート」
気に入ったものが見つかるまでは何日も何日も捜し歩くという・・・
当時はインターネットなんてものはなかったですから足を使ってリサーチリサーチ。
その時には見つからなくても、何か月後かには見つかっていたのです。
そのくらい神戸はたくさんのこだわりバッグと靴のお店がありました。
何年か前からそれが神戸では見つかりにくくなりました。
時代、ですね・・・
インターネットで何でも買えるし、「こだわり」や「オリジナリティ」というものがなんとなくウケにくい世相。
経済的影響もあって、安価で安定したものが好まれる方向性。
あんなにあったお店が次々となくなってしまいました。
それまでは神戸で事足りていたものが大阪や京都、東京へ遠征しないといけなくなりました。
ホント、神戸の人にとっては大阪でさえ遠征感覚なんですよね・・・
ハンドメイドデビュー当時の作品 オリジナルバッグ「マガジントート」
ハネは長い間インテリアコーディネーターをしていました。
個人の住宅やモデルルームなんかを手掛けていました。
なので割とアンテナを張っていたほうだと思います。
ああいう職業の人って金額に関係なく、持ち物が他人と被るのイヤなんですよね。
デザイナーとかもそうだと思いますけど。
いろいろと探すんですけど、なかなか見つからないのです。欲しいものが。
仕方ないので自分で作ろう、と思いました。
これが入り口です。
最初は純粋に自分のためだけにしていました。
大荷物のハネなのでメインバッグだけでは収まらず、サブバッグが必要。
さらに仕事用に別途大きなファイルなんかが入るものも。
そして何より他と被らないデザイン。
それらを持ち歩いていると、褒められるのです。
かわいいね、とか同じものが欲しい、などなど。
うれしいな、と思いました。
同時に、自分と同様に「具体的にはどうといえないけど他と被らないものを探し続ける」人がいるのでは、と感じました。
ハネの個性がもしかしてバチっとハマる人が世の中にいるのでは?
そんな思いから「ハネアント神戸」はスタートしたのです。
続く・・
え!?